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ほぼ月記

 

 

 

 

どこを取っても上手く回らん感じ

 

今月唯一の2連休、実家に帰ろうかと思ったけれど仕事が終わるのは20時で、そこから4時間の運転に今の体力で耐えられる自信がなくて断念した。1日目はとにかく寝て終わった。よっぽど疲れてたんだろうなと思う。

会社の体制が変わって、いろんな面で理解のあった上長も変わり、なんというかそういうことの皺寄せが来ている気がする。自分だけがしんどい、自分だけが頑張ってるって思考になってしまったら終わりだってことはもう学んできてる筈なのにそれでもさすがにつらいなと思うことが増えた。今月に入ってから普段使わない頭をいつもより回転させている。答えは出なくて細かい作業、既に定着しきった工程の更新。思っていたよりもきつい。それってわたしだけがやらなきゃいけないことですか。

笑い話だけど、今まであんまり耐性がつくような相手を好きになってこなかったこともありわたしは推しの恋愛の話が結構だめな自覚がある。番組の予告を見ただけで頬を張られたくらいの衝撃を感じ、愈々これは来るところまで来たなと思った。ああわたしって意外とちゃんと推しのこと好きだったんだなと他人事みたいに思った。原因ははっきり分かる。疎外感だ。恋愛感情の類ではなく執着と依存だね。そこまでいっちゃってたかあ。

人生に柱があるとすれば大概仕事・趣味・恋愛・家庭だと思う。大雑把に分ければね。学生時代なら勉強とか部活とか友達とか、人によっても変わるだろうし恋愛と家庭は地続きになるのかも知れない。わたしには恋愛と家庭の柱はないけれど、今の仕事にも趣味にもひびが入ったようで全体が軋んでいる感じがする。自分の家庭はなくとも親だって今後どうなるか分からない。

距離を取る。リソースを割くものに触れたくない。買ったものの封を開くことも出来ない。仕事はどうしようもないけれど、家に帰れば忘れるために参考書を開いている。のめり込むほどは出来なくても無心でやれて意識を逸らすにはちょうどいいからだ。業務には1ミリも関係無いけれどいつかこれが今の仕事から離れるきっかけの第一歩とかになってくれないかなあなんてまた他人事みたいに一縷の望みを持ちながら。

何十週も録画していた好きだった番組を操作ミスで消してしまったりとか、何も考えないで掃除してたらときめくものまでうっかり捨ててしまってたとか、好きだった作家さんが筆を折ってしまったとか、厚意でもらった筈のお菓子の賞味期限がかなり前に切れていたとか、そういう日々の小さな穴が気力を奪っていく。

何をしても晴れない。何にも考えたくない。かえりみれば簡単に自分が嫌になる。列挙してみれば傷つく必要もないどうでもいいことばかりなのに、どうして全てが自分にバツをつける理由になるの?

恵まれている方だとは思ってるよ。大学まで行かせてもらえて正規社員で働いて自分の給料で自分くらいは生かしていけている。親だってまだ健在だ。わたし自身も体の丈夫さだけが取り柄だと思っているところがある。でもその比較も我ながら人を見下してるみたいで不快になるし、恵まれているということがわたしがしんどいと思ってはいけない理由にもならない。

 

実家に帰ろうかアパートに留まろうかどこかへ旅行へ行こうか考えて、辿り着いた結論は「ていうかどこにもいたくない」だった。もう疲れた。