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いぬのまつげ

春の嵐

 

 

 

 

愛をもっと欲しいって言って壊れた

 

ムックのDaydream Believerを鬼リピートしている。逹瑯の声は年々艶が出てきて良い。

歌詞のフレーズそのものはきっと真新しいものではないんだけど、メロディーと声でこんなに響いてくるんだなあと毎回思う。定期的にあ~ムック良いなあ、いまムック聴きたいなあとしみじみ思わせてくれる。

 

人間はホルモンの奴隷、落ちてはいないけどなんとなく彷徨いたいと思って徘徊してきた。そこそこ飛ばしている車が通る道の上に架かる歩道橋の真ん中。入浴剤みたいな匂いがしてくる古い住宅街と新興住宅。川のそばの小さな神社。今までだったら飲み込まれて死にたくなっていたんだろうけれど、死にたさも忘れるくらい目下非常に悩んでいてほんと笑っちゃう。こんな予定ではなかった。

多分本来なら今が一番楽しい時期でめちゃくちゃ浮かれたって良いはずなのに、ていうかそうなるべきなのに(ここを逃していつ浮かれポンチになるんや…)なんでこんなにも腑に落ちないというかぐるぐる考えているんだろうね。いや疑問形にしなくたって答えは明確なんだけど。自分の何がいいのか全然理解が出来ない。自分の一番見られたくないところを見られるのが怖い。怖いんだ。そうだね。性格や性質としか言いようがない、ただただ必要以上にネガティブで自分を守ることを最優先にしている。傷つく勇気もない。今更どこかが崩れてしまったらもう立て直す術がないと思っているから。

本当にそう?

信頼が出来る友達に自己肯定感が低いんだという話をすると「でも自分のここはいいなって思うこともあるでしょ?」と言われる。ご名答である。これはわたしが傲慢だからとかではなく、他ならぬ友達自身が同じだからなんだと思う。まあそうは言われてもあんま思いつかないんだけどさ。

 

意志で以て明るくいろよって言ったよ。暗くなんていつだってなれる。自分の悪いところをなぞるのに飽きろよ。そんなに悪くないだろ。どんな人間にだって良い面はある、だから自分にもあるんだよ多分。探せよ、否定する楽さに甘んじるな。

それに、多分何があったってひとりでは生きていけるよ、残念ながら。思うほど強くはないけど思うほど弱くもなれないでしょ。それだけの時間を自分と過ごしてきたはずだよ。今更そんなに簡単に壊れられるもんか。あんまり自分のこと馬鹿にするなよ。