“青春とは罪無き犯罪の日々です。”
https://quodlibet.hatenablog.com/
さて、過去ログ公開いたしました。バンドのこともそうじゃないことも諸々、2015年から書いていたひとつ前のブログの中から厳選して残したログになります。移植したものなのでリンク切れとか消してしまった記事についての言及もそのままになってます。すみません。
今読むとあ〜全然フラットなものの見方してないな〜(それは今もですよ)文章読みづらいな〜ヘタクソだな〜(それ略)ってなるし、中にはもう自分では目も当てられず読み返せないものさえあり、更にところどころストレートな非難もあるので読んだ人がヤな気持ちになるかなあと心配でもあるのですが…まあ…愚かしいなとは思いつつ…なんだろうな、それも含めて書いたものは読まれてほしいかなと思うので。わたしは。なんでも許せる人向け、的な。そんなに閲覧数ないでしょうけどもし読んで何か言いたくなったら誹謗中傷にならない範囲でコメントください。多分もうブログ自体は非公開にはしないと思いますけど。あっ、ただ億が一にも何かしら親告されれば秒で下げます。ないよ。
未だに思ってるんですよね。誰にも分かってほしくない、だけど誰かに分かってほしいって。
時間が経って随分と冷笑的というか、こと趣味関連は期待しないように気をつけて冷めた目で見るようになったなあと思います。勿論若さMAXのときと比べるのもなんですし、未だにそれをキープしてたら逆に大変でしょって気持ちもあって決して悪いことばかりではないと思うんですがね。手放しで何かを好きでいることは出来なくなって必要以上にいろいろ考えてしまうけど、そのかわりに出来るようになったこともあるんでしょう。
わたしの筆が一番輝いていたときです。20年くらいネットでブログを書いてきましたが、頭の中で濁流になった言葉に文字を打つ指がまるで追いつかないという経験はこのときだけでしたね。きっと。そして出し切った、書き切ったと思ってます。これ以上書くことってほんとはあんまりないんです。ほとんど惰性で書いてるようなものなので。
わたしは青春が終わった出涸らしに成り果てましたが、惰性でも頻度が落ちてもこうしてずっと書いている。ということはやっぱり純粋に自分の感情や日常を書くことが嫌いではなくて、そして自分の書いた文章そのものが好きなんですよね。自己愛なのか自信なのかはおいておくとして。職業に出来るような技量も意志も持てなかったけど、それでもわたしはわたしの書いた文章がいっちゃん好きだよ。青さんの歌詞と争うくらいね。いやごめんそれは言い過ぎだわ
つらかったけど、泣きながら書いたけど、書かないで済むなら書きたくなんかないのになと思いながら書いてきたけど、どうしても書いたことを後悔することは出来なくて、書き上がったものは何度でも読み返すくらい愛おしかった。自分の感情が形になったものだから分身のように可哀想で可愛かった。ぶっちゃけ未だに読み返してると泣けてきちゃうんですよね、「わ、分かる…」と思って。そりゃそうでしょうよ。おかしな表現ですが言ってみればあれはわたしの最高傑作なんです。読みやすさはともかくとして、エンダ普段はあんまりこういうこと言わないけど、読み応えがあって熱がよく伝わる良い文章になってるんじゃないかななんて思います。よく書いたよ。ほんとに。
17年に書いた青さんの歌詞礼賛記事、Twitterでガリストの方に紹介して頂いてちょっとバズってたときは焦ったな〜…でも皆さん優しく受け止めてくださったし、褒めてもらえたら嬉しさのあまりめちゃくちゃスクショしてたよ。青さんの歌詞とか発言が好きすぎてbot作ったりしてさ。約3年間だけの運営だったけど最後に御本人に反応もらったのはマジで死ぬかと思ったなー。いや、もしかしたら一瞬くらいはほんとに死んでたかも知れない。懐かしいね。全部全部刺激的で、嬉しい思い出で、第7期cali≠gariと桜井青のファンだったときが一番楽しくて、生きてて良かったとさえ思えていた。そしてそれだけに苦しかった。
10年も経つんだって。あの日から。鮮明に覚えている曖昧な曇天。近づくこともない日比谷野音。タイムラインに流れてくるステージの画像でさえ未だに動揺してるんだよ。終演後に合流した友達の泣き顔と肩にまわされた細い腕、離れがたくてずっと居座った公園。忘れたくても忘れることはない。
長かったなあ。何ヶ月も前から決まった予定なんてなくなって、日々の出来事を意識しないで過ごすようになったから短く感じるかななんて思っていたけど、やっぱりわたしには長かった。これだけの年月が過ぎるのをずっと待っていたような気さえする。許さないことで果たされるものが、今日こそ終わるんじゃないかとどこかで期待をしていたから。
答え合わせは11月までお預けなんでしょうね。奇しくも丸9年ぶり、因縁の2015年以来だ。ライブハウスから駅までの道、停車中の下りの新幹線の中、結局いつも涙を止められなかったこと、昇華されてくれるだろうか。
10年も経つのに、リリースからはもう13年半も経つのに、わたしは今日もアルバム11を聴いている。厳冬の夜のワンルームに星を降らせた人生で一番の名盤。まさかあのときと同じ土地にいるとは思わなかった。永劫何にも超えやしない、どんなものも敵いやしない唯一無二の無敵の1枚。そしてさよなら、スターダスト。夜行バスの車窓に滲むネオン、結露するガラスと厚いカーテンとの冷たい隙間。わたしにとっての「東京」。
何でも言葉にしたがったわたしの言葉にならなかった全ての感情が一音一音に込められている。
この2枚はあのバンドが何よりも大事だったわたしの青春の象徴で、いつか亡骸と一緒に燃やしてもらうって決めてるんです。再録すんなよ。あれはわたしが生きていた、生きてきた証拠で、そして後生だから。
ははは!