ムックばっかり聴いてる。この出だし多分2回目です。
明るい方とかハッピーでポップな方とか、所謂陽の方にいきたくないのかも知れない、そういう気持ちが出ているのか最近とにかくムックの昔の曲（再録を含む）ばっかり聴いている。こっちがわたしの領分だ、こっちがわたしの本分だとでも言いたげに。それはそう。
今落ちかけてるアイドルはなんとなく身近に感じられなくてかえってもう落ちきれないかもという予感すらちょっとしているくらいなんだけど（それでも見たくなるからこえーんだけど）、それは多分音楽が好みじゃないってのが大きい気がする。MVがあるようなシングル曲をさらっとしか聴いてないけど、1曲あるかないか…って感じだった。別にアイドルソングがしんどいわけじゃない。そもそもJ-POP大好きだし、嵐もエイトもハマったし。そのときは若かったのもあってラブソングも応援ソングも普通に聴けたし、ちゃんと励まされてたし、トンチキがありがたい時分でもあったわけで。トンチキは今も好きですよ。
でもがっつりめのダンスナンバーもラップも馴染みがなくて、駆け引きが楽しそうなあやしかったりかわいかったりするラブソングとかの気持ちも今は分からなくて共感というものが出来かねる。共感が出来ないということは結局身近に感じられないということなのかも。分かる／分かってもらえるというフェーズには辿り着かないわけだ。見てて楽しかったとしても寂しさは紛れない。
わたしが好きな曲はですね、生と死。内省と克己。別離。孤独。
せめて君達が表題曲にて君とか恋とか愛とか以外の歌を歌ってくれればと思ったりもしたけど、さすがに今をときめくアイドルが生と死と内省と克己についてゲロ吐くように歌ってたら嫌ですもんね。普通に嫌ですわ。ごめんこれは謝る。キラキラしててほしいですわ。イチゴとかオレンジとか食ってキメポーズしててほしいじゃん？アケビとかザクロとか食ってオエオエしてほしくはないよね。
だからこそめちゃくちゃ癒やされる、ムック聴いてると。あぁ〜コレコレ！そこそこ！ってなっちゃう。ありがとうございます！！！
実はムック、とにかく暗い昔の曲よりはむしろメジャーデビュー以降をよく聴いてたんだけどこの歳になって葬ラ謳とか痛絶とかめっちゃ響くんよな。10代の頃はまともに聴けなかったな、暗すぎて。それはそれで成長なのかな。聴きながらちょっと死にたくなったりはするけど…
ヴィジュアル系の曲には救いがあんだよ。
薔薇とか血とか十字架…†みたいなヴィジュアル系への偏ったイメージが何故かわたしにもあるけど、わたしが好きだったバンドは軒並み自殺未遂みてーな歌ばっか歌ってたよね。死にたがって消えたがってるやつばっかだったよ。やっぱりこっちなんだよな。ヴィジュアル系の中でも陰の中の陰だったバンドばっか好きだよ。
そしてそういう自分を好きだよ。だからどうにもならない。
明るいところは性に合わないしかえって不安になる。惹かれてはしまうけど。部屋の隅で、布団にくるまって、真っ暗な部屋で、イヤホンを通して流れ込むこの救いのなさだけが救いだ。わたしにはここしか分からない／分かってもらえない。しょうがないね。暗ければ暗いほど安心する、独りじゃないと思うのではなく、みんな独りなんだと思って。
cali≠gariもMERRYも今はあんまり聴けなくなっちゃったけど、なんとか聴けるムックが残ってて良かったなって思う。昔の曲ばっかだけど。どこのバンドも聴けなくなっちゃってたらかなりキツかったんじゃなかろうか。一番に好きだってわけじゃなかったけど、なんか、今この期に及んであーこれこれ、って思えるのって結構幸せだよな。今聴いても好きな曲ばっかだ。わたしはここを好きだと言って良い。誰にも関係無いから。何ならわたしにさえ。許される。ありがたい
今日もママ聴いて慟哭します。いぬ飼ってる奴絶対聴くなよ。わたしこの曲の再録百発百中泣いちゃうんだよ…なんでこの曲作って歌おうと思ったんだよ、鬼畜すぎるよ………
