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おなじことをなんどでも書く

無題



肥溜めです




悪いことを書き記しておくのは後々鮮明に思い出すことを自分に約束するようなものなのであんまり良いことじゃない気がするのだが、嫌な気持ちの方が筆が乗る質なので書いておく。
客に怒鳴られた。まあ内容の可否とか正誤とかはどっちでもいい。
だってもしわたしに否があったとしても、それは怒鳴ることを許していいってことではないでしょう?
絶対違うよね。だったらわたしだって怒鳴り返すよ。理不尽に当たり散らして好きなように振る舞うよ。お前が謝るまで。
そういう振る舞いを他人にしてもいい、実際にする、そういう思考に反吐が出る。こっちが客に逆らえない(とされている)のをいいことにそういう態度を取っている。それでスッキリするんでしょう。ほとんどサンドバッグだね。人間扱いはしてもらえない。一生。

女だから?若いから?わたしが男で年を取っていたらお前はその行動をわたしに取っていたのか?

頭では分かっていてもやっぱりどこかで反動が来てどんどん男が嫌いになる。女だと個人がクズ、以上。で終わらせられるのに「男はいいよね、女に何言ったっていいと思っているんでしょ?それだけの力を持ち合わせていると思い込んでいるんだもんね?」と思ってしまう。
職場の正社員はわたし以外男しかいないから言っても無駄だ。実際「いつもそうやって扱われますよ」って言ったことがあったけど上司はそのとき驚いていた。「そんなお客さんには見えなかったけどなあ」当たり前でしょ。大の男にはしないんだから。狙ってやるんだよ。いいね、そっちの性に生まれたというだけで守られている。鈍感でいることを世界が現状許している。

嫌いだなあ。女だからって傍若無人な振る舞いを自分に許している勘違い野郎。自分が持っているあまりにも面倒な女体という側面。それはただの容れ物に過ぎないのにそれだけでサンドバッグにされるこの状況。全部糞だよ。全部。全部嫌い。女だからと進路に口を出されたことも成績の如何に関わらず兄の方を優遇されたことも痴漢に遭ったことも強くぶつかられたことも容姿を笑われたことも一生飲み込むことはないだろう。何故性別がこちら側だと言うだけでこんなにも不愉快な気持ちにならなくてはいけないのか。
男に生まれたかった。嘘、男にも生まれたくなんかない。そして女にも生まれたくなかった。どっちでもなくなりたい。それを誰も解りゃしない。
対等に扱ってくれよ。人間として尊重してくれ。男にも女にもなりたくない。仕事の上でいちいちどちらかになる必要もないでしょう?ただそれだけの話なのに。

頭では分かっているんだよ。ちゃんとそういう風に、人として接してくれる人もいるんだろう。ほとんどされたことないけどね。こうやって書いてしまうから悪いことばかりが記憶に残り、ありがとうと言われたことはどんどん風化していく。そもそもあんまり言われないけどね。
嫌いだなあ、仕事。仕事で関わる客。今の部署。流石エリア最悪の客層。流石です。とっとと異動したいなあ。上司は仕事しねえし。ずっと摩耗している。毎日誤魔化して毎日忘れたふりして毎日改めて摩耗する。底をつくまであとどれくらい残っているだろう。



嫌なことばかり起きて、楽しいことは一瞬で記憶にも残らない。楽しさや嬉しさはどうしてリフレイン出来ないのか。それがわたしの性格なのか。人間がそういうものなのか。分からないけどとにかく不便だ。

自分がヘテロセクシュアルであることがややこしいと思うくらい。珍妙で礼を欠いた文言。だけどどうにもならない。潜在的には求めていても表層が激しく拒絶する。ひとりで生きるのがしんどくなってきた時分なのにいつだって簡単に折られる。頭では分かっているんだ。頭では。でもじゃあ何故わたしは「お前は女だから駄目だ!」と面と向かって言われなくてはならないの?人なんか信じるわけないじゃん。そんなことしか起きてないんだから。

嫌いだなあ。わたしの嫌いという言葉が他人を傷つけるように心の底から願っている。汚れる感覚ももうとっくの昔に死んでしまった。お前が大嫌いです。わたしが汚れていったとしても、それでもお前に復讐が出来るならもうそれで構わない。