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おなじことをなんどでも書く

♪:アンノウン

 

 

 

 

場末サービス業あるある〜、マジで話の通じないゴネゴネお客様〜!早出出勤から途切れず来る力仕事をひとりでやりつつ朝イチ電話出て意味分からんゴネ客の相手を午後まで延々取り次ぎ取り次ぎし、合間合間の電話も出る度即答出来ない流れも知らん電話ばかりで、自分が出したわけじゃないどころかミスからの隠蔽言い訳私悪くないですの他人が起こしたクレームをカバーするために外出させられて、普段のイマトクニナンモナイデス〜♪みたいな時間がマジでほぼ無い近年稀に見る大当たりデーの今日でした。ただそういうときって不思議と当たるのは1人だけで他の人は余裕だったりする、わたしも逆のときはそうだし。でもどうしてもいっぱいいっぱいになってるときに座って雑談してる同僚見ちゃうと「あ?」って気持ちになるよね。出てたと思う、顔に。だって最終的に上司がわたしに「ごめんなさい」っつったからね。ぼく全部出るねん顔に、前の部署の上司はウケてたもん。良い人だったわウケてくれて。マジで申し訳ない気持ちはある、直したい気持ちもある、でも直らんよもう。

しんどかった。別にたまにはあることだけど、すごい厭だったわけじゃないけど、最近は落ち込んでないからいいけど、推し関連で買ったものが届いたりとか映像見ようとか楽しい予定があったからあんま堪えないけど、とにかくもうずっと興奮状態みたいな感じでワーワーしてた。あと意味不明なゴネ客は普通にだるい。喧嘩しそうになる。争ったろかと思う度に思う、わたしの親の教育水準はある程度のラインを満たしていたんだろうなって。そうじゃない場合もあって、まあ本人の性質かも知らんけど、本当に「大凡常識と思われる範囲」から大きく逸脱した人はいる、仕事で見る。わたしが他人のゴネ方におかしいと思うのは親の教育の賜物で、争おうとするのはわたし自身のダメ性質ですけども。とにかく今日は一難一難一難だった。去り際矢継ぎ早に煩わしい災いの連続。多分ずっと目はバキバキ声はバリトンだったと思う。知らんけど。

 

前髪を作ったからカールのヘアアイロンを買った。今までストレートアイロンしか使ったことなかったしそもそも縮毛矯正かけちゃうからアイロンさえほぼ使わなかったくらいだけど、多分ここんところの自分の心境の変化というか開き直りには凄まじいものがあって、カラーマスカラをつけたり軟骨にピアスを開けたり白いコートを選んだりコテを買ったりしている。アイドルにハマったりもしている。家に帰ってから練習がてら髪を巻いてみたりして、オンラインショップで公式写真も買っちゃうなどしている。予想外。著しく。

大当たりの1日だったから夜はいよいよ発売したばっかりのライブブルーレイを見よう!と思って(案の定過去のやつは買ったきり見てない)、それにはお供が必要だよな!いいよ今日は食べても!昨日もめちゃくちゃ食べたけど!と寒風吹き荒ぶ中スーパーに歩いて買い物に行く。何食べようかな〜、お酒は結局ダメだったしな〜とぐるぐるまわって、おつまみ系にしようかお菓子にしちゃおうか悩んで。ヘタクソだけど巻いた髪を耳にかけて、バチバチ予備軍のピアスを出して鏡に映ったマスク姿は素直に「え?かわいいじゃん!」と思った。

 

ねえ、だから大丈夫だよ。きっと。望んだ姿では生まれられなかったかも知れないけど、赤白ピンクも着て良いし、髪も伸ばしても良いし。スカートも多分履いて良い。黒青緑が好きでショートが楽でスラックスが似合うけど、逸脱ではなく道草だと思って楽しんでみても良い。重くて暗くて激しいものが一番安心するけれど、穏やかで明るくて優しいものに惹かれることもあるでしょうとも。アイドルを好きでもいいし、バンドが好きでもいい。本質はゴリラでも乙女の皮も頑張れば被れるさね。

 

フィットしないものを全部捨てていけたらいいと思ってたし、まだ思ってるし、多分また思うと思う。

大学時代と全く同じスーパーで、あの頃とは違う商品の選び方をした。それだけでも成長とは言えずとも変化だよきっと。ねえ、大学時代の友達ともううまくやっていけないかも知れないなと思ってしまったことは、今後きっと変わる環境が友達との仲を疎遠にするかも知れない予感は、やっぱりわたしにとっては結構な絶望だった。わたしさあ、他人のことは全然なんとも思わないんだけど、自分についてこの歳で独身なのも趣味ばっかやってるのも大した仕事でもないのも恥ずかしく思うことがあって、ずっと劣等感すごいんだよね。これは多分生い立ちとかそれこそ親の雰囲気とか、育ってきた環境の中での刷り込みが大きくて、自分も大人になったら自然と結婚して家のことやって立派な仕事して…って漠然と思ってた、そうなるものだと思ってたしそうならなきゃいけないと思ってたから、なんか、本当に時々なんなんだろうなっていう気持ちになるんだよ。なにしてるんだろうなって。それをそんなこと関係無く仲良かった友達同士の間で感じてしまうようになったのがたまらなく苦しかった。今のわたしとこの結果が怠惰だったのか能力が足りなかったのかどっちもなのかはおいといて。どっちもです、分かってますとも。でもいつも人と比べちゃう。いつもあの人より劣っている。ずっとそう。

だたあの頃とは違う感覚で、あの頃好きだったものとは全然違うものを好きでいながら冷たい風の中を歩いたときに、まあ大丈夫でしょうよって思った。いいじゃん、ポッキー食べながらアイドル見よーぜって。帰ってから机も椅子もセッティングしてライブブルーレイ見たけど、案外に冷静で。もっとフワァーッてなるかと思ったけど。可愛い〜!!ってなるかと思ったけど。好きだったバンドという定位置に戻りながら休み休み見て半分で中断してこれを書いている。それでも楽しく見られたし好きな曲はめっちゃテンション上がった。きっと悪い見方じゃない、気の向くままに見ればいい。好きなもんだけが好きでもしょうがない。好きじゃないものが嫌いでもどうでもよくてもしょうがない。いつか友達とは離れてしまうかも知れないけどそれもきっとしかたがない。深く長く苦しむかも知れないけど、だってわたし巻いた髪も全然似合ってた。イケてたよ、そういうやってみたら自分の予想以上に良い結果が出るなんてこと、まだ残ってるかも知れないじゃん。

 

大丈夫ともう楽になりたいをいったりきたりしながらひとつひとつ冬を乗り越える。

 

やっぱ異動してきて良かったんだろうな。実家からcali≠gariを好きだったときにしこたま買った写真をアルバムごと送ってもらうことにした。深くて深い傷も塞がりつつあるんじゃないかと思えた。多分ここに来たからそう思えるようになった。あの頃挫けたこの土地でいま再生を図る。そのアルバムの続きに今の推しの写真を入れるつもり。忘れたい1枚1枚は、じゃあ、もう手から放してしまおうか。